健康な建築(家作り)

 住宅は住む人にやさしく、環境にもやさしいのがいいですね。

バリアフリー

一般に段差の無い床、廊下や階段、便所や浴室に手すりが付いていれば

バリアフリーな建築と言われています。不特定多数の人が利用する建築では

一般的なマニュアルで作られます。

しかし、住宅に関しては公庫基準等のマニュアルだけでは不充分です。

家のおばあちゃんと隣のおじいちゃんでは同じお年寄りでも状態が違います。

又障害の種類や程度にも違いがあります。

設計時点での状況と竣工時点での状況がまったく違ってしまう事もあります。

注意しなければいけない事は、現状をよく話し合って

何を大切にしなければならないのか、その方法はなにがいいのか、

将来はどうなのかを、一つ一つ充分に検討する事です。

シックハウスについて

シックハウス症候群と一般にいわれてる症状には、アレルギー症状や

化学物質過敏症などによる頭痛、アトピー性皮膚炎、鼻炎、食欲不振、

脱力感などいろいろあり、その原因はVOC(揮発性有機化合物)

や防蟻剤、カビ、家ダニ等が原因と言われています。

1.結露を生じさせない為の断熱計画。

2.VOC(ホルムアルテヒド・トルエン・キシレン・パラジクロロベンゼン等)

 の含有量の少ない建材を選択する。

3.換気を考慮した計画。(風の流れ)

  1.高気密・高断熱

高断熱は冷房や暖房のエネルギー消費を少なくする事ができます。

高気密・高断熱にはペアガラスなどの断熱サッシュとの併用が必要です。

断熱性能を上げるためには壁など外気と接する部分を気密にする

必要があります。

気密でないと壁の中で結露を生ずることがあるからです。

そうとう量の換気設備が無いと室内の換気が不足し空気が汚染されます。

地域の違いにより断熱仕様は変ります。

外断熱と内断熱がありますが外断熱のほうが断熱性能は優れています。

ただし、断熱に使われる材料はグラスウールやロックウールのような繊維質の

材料では水分を含みやすいので必ず通気層を設けて水分を逃がす事が必要です。

又、石油製品発砲材などの比較的水分を含みにくい材料を使用する方法もあります。

外断熱は外壁の形状が複雑な場合手間とコストがかかるのが難点です。

 地域性をよく理解し且つ、どのように住まうかを考えて工法を選択する事が

大切ではないでしょうか。

2.結露

結露には冬型結露と夏型結露があります。

又、壁表面の結露と壁体内の内部結露があります。 

*冬型結露(換気をまめにすれば防げます)

外気に冷やされた壁面に室内の空気が冷やされ空気中の水分が

水滴になり表面に取り付いた状態を言います。

*夏型結露(換気をすればするほど結露します)

梅雨時や台風時に気温の低い日が続き建物が冷えている時

高温多湿の空気が室内に入り冷えた壁面に接触し

水滴を付けた状態を言います。

3.床下の事

シロアリ駆除として有機リン系殺虫剤やピレスロイド系殺虫剤を土台・柱など

へ塗布又は浸透処理しますが出来る限り使いたくはありません。

又、土台などの木材の防腐・防虫にクレオソートや有機性防腐剤・

有機リン系殺虫剤が使われていますが、これも出来る限り避けて腐りにくく

虫にも強いヒノキ・ヒバ等の心持材をつかいます。

また土間コンクリートなどで1階床下を塞ぎます。

土台などの防腐については床下の断熱や換気で湿気が

こもらないように注意します。

4.エコ建材の事

 いろいろな仕上げ材において自然にある素材を使った製品があります。

しかし天然と言われる材料の中には自然を壊して作られたものもあります。

一般にエコ建材はコストが割高で実績が少ない物が割りと多いので使用に

関しては、その都度検討を重ねて、適材適所に選択する事が大切です。

施工性や、メンテナンスについても材料の特質を見極め、

目的をはっきりさせて使用する事が大切です。